アンティークミシン【蛇の目ミシン(帝國ミシン)&ブラザーミシン】
古いアンティーク商品は大変魅力がありますね!
今回は、国産のアンティークミシンのご紹介です。
貴重なミシンですので、画像を見ていただき楽しんでいただけたら幸いです。
アンティークミシン、ジャノメとブラザー
アンティークミシンと言いますと、アメリカのシンガーミシンが有名ですが、
今回は国産ミシンの紹介です。
国産ミシンと言えば、ブラザーミシンか蛇の目ミシンではないでしょうか。
1928年に、昭三式ミシン(麦わら帽子製造用環縫ミシン)の発売がスタートです。
1932年に、国産の家庭用ミシン15種70型を発売します。
その次に発売されたのが「HA1型」のミシンがこちらのデザインであると思われます。
木のケースに入っており、当時のシンガーミシンと同じデザインです。
フットコントローラーとモーターが装備され、電動ミシンとなっております。
昭和20年頃のみ真であると思われます。
きちんと、縫えるようにするために「分解掃除」をしました。
プーリーを外して、下糸巻きも外しました。
プーリー中心に丸いダイヤルがあり、その部分を緩めるとプーリのみが周り、
下糸巻きができます。針が運針しない構造となっております。
モーターの駆動力をプーリーに伝えるための「ベルト」が使えなくなっておりました
ので、ベルトも交換しました。
下糸を打入れる部分の「釜」も外して分解掃除をしました。
ボビンケースの下糸調整をするマイナスのネジが閉めすぎてありましたので緩めて調整
しました。
アンティークミシンは破損などがない限り、100%修理可能です。
上糸の張りを見る「ピンバネ」や「下糸巻きのゴム」などの交換は可能です。
分解掃除をすれば、軽やかな音で縫製可能です。
下糸と上糸調整さえすれば綺麗に縫うことができます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こちらは、以前分解掃除をした「蛇の目ミシン」です。
正確には、蛇の目ミシンの前身の「帝國ミシン」です。
こちらは電動ミシンではなく「足踏みミシン」です。
木の扉が付いており、観音開きです。
綺麗に分解掃除をしましたので、こちらの帝国ミシンも、軽やかなリズムの音で
綺麗に縫うことができるようになりました。
「帝國ミシン」のマークです。製造番号は「T586097」です。
取扱説明書ではなく「蛇の目ミシン使用法」です。
文部省認定と書かれております。
眺めているだけでも楽しい、国産のアンティークミシンです。
現在のポータブルミシンの前は、足踏みミシンです。
足踏みミシンの前は、今回ご紹介しましたブラザーミシンのように
「ポータブルミシン」です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1880年頃のミシンもご紹介させていただきますのでご覧ください。
1875年の「シンガー ニューファミリー」
電動ポータブルミシン
SINGERバイオリン型ミシン
SINGERポータブルミシン、手回しミシン
SINGER手回しミシン
SINGER手回しミシン
蛇の目・ブラザーミシン・ジューキ・リッカー・福助・ナショナル・日立などなど
色々なメーカーのミシン
分解掃除の様子です。
全てバラします。
分解掃除が完了したシンガーミシンです。
腕時計の弁解掃除(OH)も、アンティークミシンの分解掃除(OH)も
彫金ローラーの分解掃除(OH)も、構造を知り尽くしているLA CHOU CHOU へ
お任せください。彫金師の技術で復元不可能な部品製作も承っております。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【手作り結婚指輪&ジュエリー リフォーム&ジュエリー修理の専門店】
群馬県高崎市上並榎町73-3 LA CHOU CHOU(ラ・シュシュ)
blog更新 彫金師 平尾