Pt900(プラチナ900)のリングをリフォームいたしました
こんにちは!(^^)!
ジュエリー修理&リフォーム&手作り指輪の鶴田です
今回はPt900(プラチナ900)のリングを違う
デザインのリングにリフォームした例をご紹介いたします
当店と同じ地域にお住まいの群馬県高崎市よりお越しのお客様に
お持ち込みいただいたのは、Pt900のリングです!
もともとはご主人様のもので頂いたそうなのですがサイズも大きく、かなりごつごつの
リングなので、自分が普段使いできるようにリフォームしたいとのことでした
かなり太く、重みもあるリングです。
ちなみにリングの重量は20.6g
こちらのリングをデザイン幅8.0mmの平打ちストレートリングにリフォームしますが、
こちらのリングを溶かすところから始まります
実際にどのように溶かして作りなおすのかをご紹介いたします!(^^)!
~プラチナ900リング溶かしてリフォーム『工程』~
①溶かす
プラチナの融点は2000度となっており、貴金属の中でも非常に高くなっております。
まずはリングを溶かしていきます!!
こちらのリングは幅も太く、重量もかなりありましたので
溶かすのに少し時間がかかりました
バーナーで2000度の火を当て、溶かしていくと上の写真のようにドロドロのマグマのようになります
このまま時間をおき、冷めるまで放置します
ここからこちらの塊を『たたいて』『伸ばして』いきます
②たたいてのばす
ここからハンマーとローラーという専用の機械を使い、角棒にひいていきます
ついにここまできました~~
このあと両端を切り、平らに仕上げて丸めます
幅が8㎜になるように、ハンマーとローラーで伸ばしました!
③丸める
長ーく平たくなっているのをまっすぐにして、リングの形に丸めます!
指のサイズも計算しながら伸ばすので、丸めたらほぼ完成です
ただ丸めただけではくっつきませんので、また2000度の火を当ててくっつけます
ここまできたらあとは磨いて完成です
刻印を入れたいとの事でしたので刻印もいれました
刻印は普通のシンプルな書体なら無料でお入れいたします
(リフォーム・手作りのお客様に限り)
見事、完成いたしましたー!!
ご主人様にいただいたリングを地金を全て使い切りたいということで
お作りいたしました
幅がかなりあっても大丈夫でしたので太目のリングにリフォームいたしました
これで末永くご愛用いただければ幸いです
こちらのお客様は下取りできるものがたくさんお持ちでしたので、
約95,000円かかるところを、いらない貴金属を下取りさせていただき、
16,258円でリフォームすることができました~
(地金相場は毎日変動しております)
と、リフォームの流れも含めてご紹介いたしましたが、
手作り指輪の工程も全く同じですので、意外と簡単に作れます
リフォーム・手作りはぜひ、ラ・シュシュへ
ジュエリーアドバイザー鶴田