K18(18金)ネックレスのフルオーダー制作 高崎市
特注で、18金ネックレスを制作
高崎市内から、18金ネックレスの制作でご来店いただきました。
「クレオパトラ」をイメージするような、存在感があるネックレスを18金で制作
してほしいとのご相談です。
デザインが決まり、制作スタートです。
制作方法は、鋳造(ちゅうぞう)制法です。
鋳造とは、原型と同じ形状の空洞ができた鋳型(いがた)と呼ばれる型に、
溶けたアクセサリー素材となる金属、たとえば、シルバー925や18金・
プラチナ950などの合金を流し込み、冷やして固めてアクセサリーを制作する
加工法のことです。
まずは、ジョイント原型の金具をシルバー925(SV925)で制作します。
金色の部分は、18金を流し込むための「湯口」です。
3連のパーツをシルバーで制作、ネックレス本体の原型パーツです。
上記の原型パーツを数十個制作するために、ゴム型を取ります。
3連パーツのゴム型です。
18金(6:4)の角棒を、甲府のネットジャパンより購入しました。
こちらの18金を使用してネックレスを制作します。
今回、制作するネックレスの総重量は130.02gですので、ヘリ分などを
考慮して150g購入です。購入金額は580,000円です。
ボールペン2本分くらいの長さで58万円です。
24金なら約80万円になります。
K18の刻印(赤い矢印)が入っています。
先ほどのゴム型にワックスを流し込み、さらに石膏で型取りをして、
型取りした石膏にドロドロに溶かした金属(今回は18金を使用)を石膏の鋳型の
空洞に流し込みます。
石膏の鋳型をくずして、流れて固まった金属のパーツを取り出していきます。
このゴム型があれば、同じパーツが何個でも制作できます。
今回は3連パーツを32個、キャストしました。
18金の3連のキャスト上がりの画像です。
こちらは、18金でキャストをしたジョイント部分です。
全部で66個キャストしました。
鋳造のままでは、各パーツの表面はザラザラです。最終的な仕上り状態になるまで、
研磨を繰り返して、綺麗に磨いてゆきます。今回はミラー仕上げです。
18金の3連パーツと、ジョイントを研磨して磨きなおしてから、各パーツを
つないで完成したのが・・・。こちらの商品です。
チェーンの金具は、喜平ネックレス用の「18金折れクラスプ」を使用しました。
3か月の時間をかけて、試行錯誤を繰り返して制作しました、K18ネックレスの
特注品(フルオーダー)です。
お客様へは、受注時から3か月前後の制作時間を頂きましたので、
余裕を見て製作に専念出来ました。
納品時にご来店いただき「うわ~~~!素敵。当初のデザインとそっくり同じだ」
と感激の声を頂きました。
18金を約150グラムも使用して制作した、
完全フルオーダーの特注ネックレスです。
これだけのボリュームがあるネックレスですから、
一般の方が見ても本物の18金には見えないでしょう。
材料費だけでも58万円です。デパートに並べば定価200万以上は間違いなし!
当店での制作価格は、デパートの半額(50%)以下です。
お客様曰く「デパートは高すぎて、既製品の購入も、ましてや特注の1点もの製作
などは頼めない」と言っておられました。
お客様の喜ぶお顔を拝見できて幸せです。褒めていただけると「制作してよかった」
と自分自信でも嬉しくなります。
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【手作り結婚指輪&ジュエリー リフォーム&ジュエリー修理の専門店】
群馬県高崎市上並榎町73-3 LA CHOU CHOU(ラ・シュシュ)
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