手作り金属加工だから出来る💗 地金を溶かして新しい指輪にリフォーム✨
こんにちわ🌷
LA CHOU CHOUスタッフの内田です。
ついこの間まで、青々と太陽に向かっていた木々の葉先が
ほんのりえんじ色にほのめいています。
季節を感じることができる、ハナミズキ商店街に位置する当店からの
眺めが私は好きです😊💗
地金を溶かして、新しい指輪にリフォーム💗
本日ご紹介するのは、お母様の18金リングを溶かしてリフォームをされた
様の加工事例です✨
想い出がたくさん詰まった指輪を溶かして引き継ぐ
お母様からいただいたというこちらの指輪。
お母様のたくさんの想い出とお客様への想いが詰まっています。
実は、今回のお客様はお母様が元気なうちに
加工後のリングが「こんなに綺麗になったよ。」
「加工したリングをこれからずっと着けていくからね。」と見せてあげたくて
スピード重視で当店をお選びいただきました。
「お母様のリングを溶かして新しく指輪を創りたい。」
「彫の入ったデザインがいい。」
という2点がお客様からのご要望でした。
お品物の加工受付より約20日後。
加工後のお品物がこちら。
100%お客様よりお預かりしたお品物を使って
職人の手作りで仕上げました。
表面に入れた彫は、「野いちご」柄。
野いちごの彫の意味は、「幸せな家族」という意味なんです。
お母様から引き継いだリングとともに、幸せな家族を作ってこられた
お母様への感謝と、その思いもまた引き継ぎました。
リング内側には、「THANKS」の刻印を。
表面に艶消し加工を行うことで、野イチゴの彫りがより引き立ち
とってもかわいいリングに生まれ変わりました。
なんと、この彫り加工は機械ではなく、すべて手作業で行っております。
お品物お受け取りの際の、本当に嬉しそうなお客様のお顔が忘れられません😌💗
一般的にジュエリーのリフォームと言いますと、
ネックレスやリングに留めている石を他のデザインのお品物に
リフォームするという加工が多いです。
当店のように、貴金属を溶かし新たなデザインのお品物に加工をしている工房は
全国で探してもとても少ないです。
”大切な方からいただいた”というところに、最も価値のある”大切なお品物”。
デザインを変えて、毎日着けていられたら、何倍もパワーが出そうですね。
気になる製作工程…
では、金属加工とはどんな作り方なのでしょうか。
金属加工は、江戸時代から続いている指輪の製造方法です。
ひとつのお品物を制作するために、そのお品物に必要な分量の材料を準備し
溶かして、叩いて、、、指輪に加工していきます。
こちらの画像は、お客様のお品物を実際に溶かしているところを撮影したものです。
18金は約800~1000度の熱で溶けます。
リングが溶け、ひとつの金の塊となりました。
この状態から、ローラーという機械で金属を伸ばし、
指輪の細さに加工をしていきます。
少し伸びて、うどんくらいの太さになりましたね😊
ローラーで引き続け、均等なまっすぐな指輪の材料が出来上がり💗
金属を丸めて溶接をしたリングがこちら💗
あの金の塊からは想像できない姿ですね。
表面に、彫り加工を施し手作り金属加工リングの完成です🍓
自分でも作れるって本当!?
お客様にお持ちいただいたお品物を溶かして制作する”金属加工”。
お店の中にお客様専用の工房をご用意しておりますので、
お客様自身にも手作り体験をしていただいております。
リングなどお品物を溶かすところから、指輪にするところまで全ての工程を
体験していただくこともできますし、溶かす工程のみ
お客様に体験していただくことも可能です。
18金イエローゴールドをホワイトゴールドにすることもできるの?
可能です💛
国内では、数少ない精錬技術によりイエローゴールドをホワイトゴールドや
ピンクゴールドに変えることも可能です。
例えば…18金イエローゴールドのお品物ですと
75%は純金ですが、25%他の金属が含まれておりますので
まず75%の純金を取り出します。
そして、ホワイトゴールドの色味を出す金属を25%加え
溶かし混ぜるという工程を経て、イエローゴールドからホワイトゴールドに
変身します。
世界の金やプラチナは、残り20数年で事実的採掘終了と言われています。
今あるものを大切に使い、お品物を代々引き継ぐことで
人と人とのつながりを絶やさず、自分のルーツに感謝をし、
人間として強く生きていけたらいいなぁと思う今日この頃です。
【手作り結婚指輪&ジュエリー リフォーム&ジュエリー修理の専門店】
群馬県高崎市上並榎町73-3 LA CHOU CHOU(ラ・シュシュ)
blog更新 内田