令和7年 日蓮宗 大荒行 入行会
令和7年11月1日
千葉県市川市の大本山正中山法華経寺にて、日蓮宗大荒行入行会が行われました。



群馬県からは、安中板鼻實相寺の井田存亮上人が第五行荒行堂に入行しました。


日本全国の修行僧が、市川市に集まります

修行を終え再び外の世界へ出てくるのは、100日後の令和8年2月10日
それまでは、たとえ家族の身に何かあったとしても、修行を中断することはできません。

荒行は、筑波おろしが吹きつける一年で最も寒い時期に行われます。
修行は午前3時の最初の水行から、夜11時の最後の水行まで続き、一日に7回の水行を行います。
水行の際には、水行肝文を声高く唱えながら身と心を清めます。
起床は午前2時半。
水行は、3時・6時・9時・12時・15時・18時・23時の決まった時刻に行われ、一日を通して修行が途切れることはありません。
食事はとても簡素で、朝5時半と夕方5時半の2回のみ。
内容は白粥を少量すする程度です。
それ以外の時間はすべて、膨大な量の法華経を一日に何百巻も読経し、さらに撰法華経の写経や、相伝書を書き写す修行に充てられます。
身にまとう衣は薄い単衣のみ。
寒さ、空腹、疲労の中で行われる修行は、身体的にも精神的にも極限の厳しさですが、そのすべてが、自分を鍛えるためではなく、心を澄ませ、祈りに集中するための行なのです。
令和7年11月1日に入行されました全ての修行僧さまが、全員無事に成満してくださいますよう、祈念申し上げます
〒370-0801 群馬県高崎市上並榎町73-3
営業時間10:00~18:00/ 火・水曜日定休

